頭痛が続く!【頭のあちこち】が痛い時の自宅での治し方(薬以外の方法)
この記事は、頭痛があり頭のてっぺんまで痛くなっている方へむけ、自宅で自分で今すぐ改善していける方法を説明しています。
1. 痛みがでる場所の『まわりのメカニズム』の説明
2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明
3. まとめとワンポイント
・この記事を書いている僕は治療家歴14年。整体・整骨院経営。専門学校その他で手技講師として活動しています。
頭痛が続く!【頭のあちこち】が痛い時の自宅での治し方(薬以外の方法)
1. 痛みがでる場所の『まわりのメカニズム』の説明
首はいくつかの骨が重なってできています。
頭蓋骨はその首の骨の上に乗っています。
頭蓋骨をちょくせつ支えている首の一番上の骨があります。
この骨はスジ(靭帯)で上下に固定され、安定しています。
一番上の骨には筋肉もついています。
レントゲンやMRIやCTなどの検査をしても『脳出血・腫瘍・ヘルニア』などの異常が見つからないのに頭のあちこちが痛い場合は、次に説明する〈原因〉からきていることが多いです。
2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明
〈原因〉 頭を支えている『首の一番上の骨』がじゃっかん歪んでいる。
『スジ・筋肉』は日常生活の中のちょっとした負担で、緊張してちぢんでしまうことがあります。
骨のまわりでスジや筋肉のちぢみが起こると、骨に牽引力が働き歪んでしまうことがあります。
『首の骨が歪む』といってもほんの少しの歪みです。(大きく歪んだら人は死んでしまいます)
ほんの少しの歪みなので、レントゲン・MRI・CTをとっても問題として指摘されることは少ないです。
しかしほんの少しの歪みでも人は痛みや違和感を感じますし、それが首の骨の一番上におこると頭痛の原因となることが多いです。
第一頚椎のまわりのスジ・筋肉の緊張を優しくとり、首の骨をニュートラルな位置へ戻していきます。
【治し方①】
① 横になります。
② 首は右を向き(行けるところまで)、顎を上げます(行けるところまで)。
この②の状態で90秒完全に脱力します(話をしてもいけません。話すと首の骨に振動が伝わります)
③④⑤ 90秒たったら、頭の力は完全に抜いたまま、腕の力だけでゆっくりと頭を元に戻していきます。
⑥ 深呼吸して終了です。(ここまできたら頭に力を入れてもOKです)
反対側も同じようにおこなって下さい。
【治し方②】
① 横になります。
② 首は右を向き(少しだけ)、顎を上げます(行けるところまで)。
この②の状態で90秒完全に脱力します(話をしてもいけません。話すと首の骨に振動が伝わります)
③④⑤ 90秒たったら、頭の力は完全に抜いたまま、腕の力だけでゆっくりと頭を元に戻していきます。
⑥ 深呼吸して終了です。(ここまできたら頭に力を入れてもOKです)
反対側も同じようにおこなって下さい。
【治し方③】
① 横になります。
② 枕を置いて、首は右を向き(行けるところまで)、顎を下げます(行けるところまで)。
この②の状態で90秒完全に脱力します(話をしてもいけません。話すと首の骨に振動が伝わります)
③④⑤ 90秒たったら、頭の力は完全に抜いたまま、腕で頭の体重を支え枕を抜き、腕の力だけでゆっくりと頭を元に戻していきます。
⑥ 深呼吸して終了です。(ここまできたら頭に力を入れてもOKです)
反対側も同じようにおこなって下さい。
※ポジションを変えることで頚椎を側屈・回旋させ周囲の靭帯・筋肉が治る位置へともっていっています。 これでなぜ良くなるかの詳しい説明はこちら
3. まとめとワンポイント
左右やるので全部で15分位かかると思います。
ちょっと時間はかかりますが、頭痛で辛い方はぜひやってみて下さい。
首の脱力が上手くいき治療が成功すれば、頭痛が楽になる可能性があります。(効果は少し後から出てきます)
治療院でもこの第一頚椎を治すことで頭痛が改善する割合がかなり高いです。
(注意) 首の骨に病変を抱えている方は無理をしないで下さい。(後縦靭帯や黄色靭帯の骨化症など)