首こり解消!【横を向くと首がつらい時】の原因と自宅での治療法

0:00前置き 3:40今回の説明 6:31治し方

11:35治ったかどうか検査 13:35アドバイス



首こり解消!【横を向くと首がつらい時】の治療法

首が痛む・こる箇所

この記事は 首を回しづらい・回すと痛い 方へむけ、自宅で自分で今すぐ改善していける方法を説明しています。

■もくじ

1. 痛くだるい場所の『まわりのメカニズム』の説明

2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

3. まとめとワンポイント

・この記事を書いている僕は治療家歴14年。整体・整骨院経営。専門学校その他で手技講師として活動しています。



1. 痛くだるい場所の『まわりのメカニズム』の説明

首は七つの骨で出来ています。

頚椎説明図


首の骨には多くのスジと筋肉がついています。

後縦靭帯・棘上靭帯・棘間靭帯・横突間靭帯・黄色靭帯・棘間筋・横突間筋・後頭下筋群・最長筋・半棘筋・多裂筋



首の筋肉は『 筋膜きんまく 』というもので、腕の筋肉とつながっています。

浅層バックアームライン


レントゲンやMRIやCTなどの検査をしても『首の骨の異常』などが見つからないうえ、動かさない状態なら痛くないのに 首を回すと痛い場合 は、次に説明する〈原因〉からきていることが多いです。



2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

〈原因①〉 腕の筋膜が固まり、首の方まで引っぱられている。

使いすぎにより腕の筋肉がかたくなってしまうことがあります。

すると首のほうまで悪影響をおよぼします。

前腕伸筋と頚部の筋膜の関係

この場合は『腕の甲側の筋肉』をほぐしてあげると首が回しやすくなります。


【治し方①】

〈左腕をほぐす場合を例とします〉

前腕伸筋の治療

左腕の筋肉のふくらみを、右の親指でしっかりと押さえます。

右手は押さえたまま、左の腕をドライバーを回すように何度も動かします。(50~60回くらい)

(※ 右手はしっかりと押さえますが、左手の回転動作はゆっくり気楽にやって下さい)

深呼吸したら終了です。

反対側の右腕も行います。

※なぜこれで良くなるかの詳しい説明はこちら


筋肉を押さえてほぐすポイント






〈原因②〉 首の骨についている筋肉・スジが固まっている。

生活をしていて何かのひょうしに 首の骨のまわりの小さな筋肉・スジ が固くちぢまってしまうことがあります。

すると筋肉・スジに引っぱられて首が動かしづらくなります。

頚部の筋緊張

この場合は首の筋肉・スジをほぐしてあげると、首がスムーズに回るようになります。


【治し方②】

頚部マッスルエナジーテクニック①

① まず横になります。

② (むける所まででよいので)右をむきます。

③ 左手でホッペを押さえます

④ 手の方向にむかって頭をかるく押し返します。 五秒ほど押し返したら頭の力をぬいて少し休みます。

  この④を三回くりかえします。

頚部マッスルエナジーテクニック②

⑤ 逆側もやっていきます。

⑥ (むける所まででよいので)左をむきます。

③ 右手でホッペを押さえます

⑧ 手の方向にむかって頭をかるく押し返します。 五秒ほど押し返したら頭の力をぬいて少し休みます。

  この⑧を三回くりかえします。








3. まとめワンポイント

・この【治し方①②】は『首をあるていど回すことは出来るんだけど、ちょっと行きづらい』とか『回せるんだけど、痛みが少しある』といった程度の方に向いています。

・寝違えなどで『ほとんど動かせない』などという重症の方は、寝違えの治療法 の方をやってみて下さい。



※注意 『ヘルニア・脊髄症けいずいしょう後縦靭帯骨化症こうじゅうじんたいこっかしょう』などの首の重い病気をかかえている方は【治し方②】は無理にやらないで下さい。





2021年1月9日首の痛み【治療法】