頭痛が続く!【頭の横】が痛い時の自宅での治し方(片頭痛)

0:00前置き 3:25今回の説明 5:25治し方

9:15治ったかどうか検査 10:38アドバイス



頭痛が続く!【頭の横】が痛い時の自宅での治し方

頭が痛む箇所

この記事は 頭痛があり頭の横の方まで痛くなっている 方へむけ、自宅で自分で今すぐ改善していける方法を説明しています。

■もくじ

1. 痛みがでる場所の『まわりのメカニズム』の説明

2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

3. まとめとワンポイント

・この記事を書いている僕は治療家歴14年。整体・整骨院経営。専門学校その他で手技講師として活動しています。



1. 痛みがでる場所の『まわりのメカニズム』の説明

頭蓋骨ずがいこつは一つの骨ではなく、いくつかの骨が組み合わさって出来ています。

頭蓋骨のまわりにはたくさんの筋肉があり、顔の表情を作ったり食事のために口を動かしたりしています。

頭蓋骨の説明


頭蓋骨を作っている骨のうち、横にある骨を『側頭骨そくとうこつ』といいます。

側頭骨の説明

レントゲンやMRIやCTなどの検査をしても『脳出血・腫瘍しゅよう・ヘルニア』などの異常が見つからないのに頭の横が痛い場合は、次に説明する〈原因〉からきていることがあります。




2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

〈原因〉 頭の横にある『側頭骨』がじゃっかん歪んでいる。

頭蓋骨を構成するたくさんの骨達は 縫合ほうごう(移動をほとんど許さない厳密な接合)によって、くっついてます。

『移動ほとんど許さない』ということは、正確にいうとほんの微小な範囲では動くということです。

まわりについている筋肉が収縮しすぎて骨を引っぱったり、何らかの外力で頭が押されたりすると、じゃっかん動いて歪むのです。

この歪みは本当に微小な歪みであり、歪みというよりは前方向に『つまる』といった方がイメージ的には近いです。

側頭骨の歪みの説明

この微小な歪みは レントゲン・MRI・CTなどの画像診断で問題として指摘されるレベルではありません。

しかし人間の体はこの小さな変化を違和感としてとらえ、頭痛として表に出してしまうことがあります。






【治し方①】

まず準備として頭蓋骨まわりの筋肉をやわらげます。

咀嚼筋のゆるめ方

① 座ります。

② 顔を左にむけ、頭を右に倒します。ここからスタートです。

③④⑤ 後ろ方向にグルっと大きく回します。

⑥ 正面を向きます。

これを五回ほど繰り返したら、逆側も行います。


※ただ首を回しているのではなく『咀嚼筋そしゃくきん』を狙って筋肉をほぐしているので、なるべく手順どおりにやってみて下さい。






【治し方②】

歪んだ側頭骨を整えます。

側頭骨のつまりの治し方

① まず側頭骨が歪んでいるかどうかを調べます。

鏡を見ながら耳の前の3センチほどのラインと、耳の上の3センチほどのラインの交わる所を横から押してみます。

押して痛かったら歪んでいると考えていいです。

押して痛かった場合 (頭痛の痛みではなく押した痛みがあった場合) のみ次の②に進みます。


② 左右を検査して痛かった方のみ行います。(片方だけ歪んでいる場合も、両方歪んでいる場合もあります)

の所を横から指で押さえ、図の方向に回します。20回ほどでOKです。やり過ぎないようにして下さい。








3. まとめワンポイント

この治療の後は(押した痛みがなくてやらなかった場合も)次に【頭のあちこちが痛い時の治し方】をおこなってみて下さい。こちらも片頭痛によく効きます。







2024年3月30日頭の痛み【治療法】