首こり解消!【上を向くと首がつらい時】の原因と自宅での治療法

0:00前置き 3:40今回の説明 5:47治し方

9:08治ったかどうか検査 11:10アドバイス



首こり解消!【上を向くと首がつらい時】の治療法

首が痛む・こる箇所

この記事は 首を後ろにたおすと痛い 方へむけ、自宅で自分で今すぐ改善していける方法を説明しています。

■もくじ

1. 痛くだるい場所の『まわりのメカニズム』の説明

2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

3. まとめとワンポイント

・この記事を書いている僕は治療家歴14年。整体・整骨院経営。専門学校その他で手技講師として活動しています。



1. 痛くだるい場所の『まわりのメカニズム』の説明

首は七つの骨で出来ています。

頚椎説明図

一番下の骨はもともと後ろに少し出っぱっていて、手を首のうしろに回すと先端せんたんさわれます。

頚椎七番


レントゲンやMRIやCTなどの検査をしても『首の骨の異常』などが見つからないうえ、動かさない状態なら痛くないのに 首を後ろにたおすと痛い場合 は、次に説明する〈原因〉からきていることが多いです。



2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

〈原因〉 首の一番下の骨が少しだけ後ろにズレている。

首の一番下の骨には色々なスジや筋肉がついています。

後縦靭帯・棘上靭帯・棘間靭帯・横突間靭帯・黄色靭帯・棘間筋・横突間筋・僧帽筋・小菱形筋・頭板状筋・小菱形筋・斜角筋・起立筋

『スジ・筋肉』は日常生活の中のちょっとした負担で、緊張してちぢんでしまうことがあります。

骨のまわりでスジや筋肉のちぢみが起こると、骨に 牽引力けんいんりょく (引っぱられる力) が働きゆがんでしまうことがあります。

頚椎七番の歪み

『首の骨が歪む』といってもほんの少しの歪みです。

少しの歪みなのでレントゲン・MRI・CTをとった時に『ヘルニア』や『ストレートネック』のような骨の異常と違って分かりづらく、病院で指摘してきされることは少ないです。

しかし一番下の骨は、首を後ろに倒すためのキーとなっている骨です。

ズレたままだと首が動かしづらくなってしまうので、早めに治しておきましょう。




【治し方①】

まずは骨のまわりをほぐしていきます。

頚部後屈の改善法①

① まず下を向いてから、首の後ろに手を回します。(なるべく首の下の方で両手をあわせましょう)

② その状態から肘を大きく開いていきます。

③ 顔を上に向けていきます (なるべく頑張って下さい) 三秒ほど行ったら再び①に戻ります。

これを三回くりかえします。





【治し方②】

首の骨のズレを優しく治していきます。

頚部後屈の改善法②

① 『カーペット』や『じゅうたん』などのすべらない所に寝っころがります。そして顎をつきだして頭をそらします。

 この体勢になったら力をぬいて90秒間まちます。(力をぬくことで少し顎が戻ってもよいです)

② 90秒たったら、頭と首の力はぬいたまま手の力だけで顔を正面に戻していきます。

③ 顔が正面になったら深呼吸を一度します。(ここまできたら頭と首の力を入れてもOKです)


※頚椎を後屈させ周囲の靭帯・筋肉が治る位置へともっていっています。 これでなぜ良くなるかの詳しい説明はこちら








3. まとめワンポイント

・この【治し方】は『首を後ろにあるていど倒すことは出来るんだけど、ちょっと行きづらい』とか『倒せるんだけど、痛みが少しある』といった程度の方に向いています。

・寝違えなどで『ほとんど後ろに動かせない』などという重症の方は、寝違えの治療法 の方をやってみて下さい。



※注『ストレートネック』の方はこの【治し方】をやっても大丈夫ですが、
『ヘルニア・脊髄症けいずいしょう後縦靭帯骨化症こうじゅうじんたいこっかしょう』などの首の重い病気をかかえている方は無理にやらないで下さい。





2024年3月30日首の痛み【治療法】