首こり解消!【首の後ろの筋肉】の自宅治療法と『最強首コリグッズ』

0:00前置き 3:39今回の説明 6:07治し方

9:29治ったかどうか検査 11:30アドバイス



首こり解消!【首の後ろの筋肉】の自宅治療法

首が痛む・こる箇所

この記事は 首の後ろの筋肉が痛くなっている・こり過ぎている 方へむけ、自宅で自分で今すぐ改善していける方法を説明しています。

■もくじ

1. 痛くだるい場所の『まわりのメカニズム』の説明

2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

3. まとめとワンポイント

4. さらに細かく知りたい方へ (読まなくてもOKです)

・この記事を書いている僕は治療家歴14年。整体・整骨院経営。専門学校その他で手技講師として活動しています。



1. 痛くだるい場所の『まわりのメカニズム』の説明

頭蓋骨から首にかけて色々な筋肉がついています。

大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・頭半棘筋
僧帽筋


レントゲンやMRIやCTなどの検査をしても『脳内や内臓の異常』などが見つからないのに首が痛い・こっている場合は、次に説明する〈原因〉からきていることが多いです。



2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

〈原因①〉筋肉が炎症をおこしている。

何かのひょうしに首の筋肉が炎症をおこしてしまうことがあります。

この場合は冷やして炎症を治さないといけません。

炎
『炎症反応』というのは、体の中で火事がおきている状態です。

【治し方①】

まず自宅で横になって寝てみて下さい。

まったく動かない安静状態でも『ズキズキ』とか『ドクンドクン』などと、うずいていたら炎症があります。

ビニール袋に氷と水を入れて(氷枕などでも良いです)、それをタオルで包み、首を20分間ほど冷やします。 

アイシングの詳しい説明はこちら

アイシング






〈原因②〉 首の筋肉が疲れこわばって硬くなり、柔軟性が無くなってしまっている。

人間の頭は見ためよりかなり重たいです。

頭は体重の10分の1位の重さがあり、体重40キロの人なら4キロ(ボウリングの⑨と書いてある玉くらいの重さ) 体重70キロの人なら7キロ(ボウリングの⑮と書いてある玉くらいの重さ)もあります。

スマホ・デスクワーク・編み物・料理など下を向いて長い時間すごすと、頭を支えるために筋肉は疲れ果ててしまいます。


僧帽筋・後頭下筋などの緊張

こわばった筋肉は『こり』となり辛くなってきてしまいます。



首こりを解消する最強グッズ  『マンガ雑誌』

首のコリを取るグッズは色々なものが販売されていますが、一番よく効くのはマンガの雑誌を枕のように使って筋肉をやわらげる方法です。


【治し方②】(炎症がある場合はやめておきます)

後頭部の筋群のほぐし方①

① 雑誌を壁ぎわに重ねて置きます。(例として週刊少年ジャ〇プを重ねています)

② この雑誌の一番上のカドに頭の筋肉が密集している所を当てます。

後頭部の筋群のほぐし方②

③ 少し右を向いて頭をかたむけて、筋肉の右側を当てたらそのまま3分以上のんびりとします。

④ 最初は痛いですが段々と痛みがやわらいでいきます。(スマホを見たり本を読んでいても構いません)

 押されている痛みがやわらいでくるか、3分以上たったら終了です。

⑤ 反対側も行います。少し左を向いて筋肉の左側を当てます。


・雑誌の高さはその人の体の大きさによって違うので調節して下さい。

 身長176㎝の僕は、週刊少年ジャ〇プを8冊(約23㎝)がちょうど良い高さです。

・一番上の本はある程度 カド があるものが望ましいです。(カドが丸すぎると上手く筋肉を押すことが出来ません)

本の種類


注意:首の真ん中は骨があるので圧迫してはいけません。本にあてるのはあくまで左右の筋肉の部分です。

後頭部筋群をほぐすポイント


※なぜこれで筋肉がのびるかの説明はこちら



3. まとめワンポイント

ストレートネックなどの首の骨の並びが悪い方もこのあたりの筋肉が硬くこわばりやすいです。

その場合も首こりが出やすいので【治し方②】をおこない筋肉をしっかりほぐしてあげて下さい。

『ヘルニア』『脊髄症けいずいしょう』『後縦靭帯骨化症こうじゅうじんたいこっかしょう』などの首の重い病気をかかえている方は無理にやらないで下さい。筋肉がほぐれる前に痛めてしまう可能性があります。



4. さらに細かく知りたい方へ (読まなくてもOKです)

この首の筋肉をほぐすやり方はとても効果的です。肩コリにもとても良く効きます。

「私はいつもマッサージ店とかに行ってほぐしてもらっているから大丈夫」と言われるかもしれません。確かに首肩がかなり こる場合は「ちょくちょくお店にほぐしに行っている」のも良いと思います。

しかしマッサージに行って首をほぐしてもらっている時間は何分ほどでしょうか? 月単位で換算すると何分ほど筋肉をほぐしているのでしょうか。それに対してデスクワークや勉強・家事など月に何時間くらい首に負担をかけているのでしょうか?

この記事の【治し方②】のように部屋のすみに雑誌を置いておくだけで、疲れたらそこに寝転がるだけです。それだけで毎日 首肩をほぐすことが出来るのです (さらに寝転がっているので、他の部分も休まります)

慢性的に首肩が辛くてマッサージ店などに行かれている方は、それ自体は良いのですが自宅でもほぐしてあげればより楽になっていきます。

自宅で試験勉強を根をつめてやっていて「ちょっと休憩しようかな、ちょっとスマホ見るか……」という時も、ただベッドで休むだけではなく、雑誌に頭をのせて首肩をほぐせば10分後にはかなり楽になった状態で勉強を再開することが出来るのです。

『楽に楽しく体を良くする』ことが理想だと言われています。







2024年3月30日首の痛み【治療法】