膝が痛い!【ひざ裏少し下】の痛みの治療法

0:00前置き 3:25今回の説明 4:55治し方

8:15治ったかどうか検査 10:40アドバイス



膝が痛い!【ひざ裏少し下】の痛みの治療法

膝が痛む箇所

この記事は 膝裏少し下が痛くなっている 方へむけ、自宅で自分で今すぐ改善していける方法を説明しています。

■もくじ

1. 痛みがでる場所の『まわりのメカニズム』の説明

2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

3. まとめとワンポイント

・この記事を書いている僕は治療家歴14年。整体・整骨院経営。専門学校その他で手技講師として活動しています。



1. 痛みがでる場所の『まわりのメカニズム』の説明

【膝窩筋】の説明図

膝の後ろは筋肉が層になっています。表面の筋肉、深部の筋肉、そして最深部の筋肉があります。

今回説明する筋肉はこの『最深部の筋肉 (膝窩筋シツカキン) 』です。

レントゲンやMRIをとって『骨折』や『肉ばなれ』などの異常がないのに、(なんだか膝の調子が悪いな)という場合は、次に説明する〈原因〉からきていることが多いです。



2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

〈原因①〉筋肉が炎症をおこしている。

何かのひょうしに膝の裏の筋肉が炎症をおこしてしまうことがあります。

この場合は冷やして炎症を治さないといけません。

炎
『炎症反応』というのは、体の中で火事がおきている状態です。

【治し方①】

まず自宅で横になって寝てみて下さい。

まったく動かない安静状態でも『ズキズキ』とか『ドクンドクン』などと、うずいていたら炎症があります。

ビニール袋に氷と水を入れて(氷枕などでも良いです)、それをタオルで包み、膝の裏を20分間ほど冷やします。 

アイシングの詳しい説明はこちら

アイシング






〈原因②〉 膝の最深部の筋肉が疲れこわばって固くなってしまっている。

スポーツや肉体仕事で膝に無理な力がくわわると、筋肉がこわばって固くなることがあります。

ぶつかったり捻ったりするような『ケガ』をした覚えがなくても、小さく弱い力でも長く続けていると筋肉はこわばります。(筋肉も 金属疲労 キンゾクヒロウのように負担をためてしまうのです)

筋肉がこわばってチヂまると、膝のなかで過剰に引っぱる力が働いてしまい痛みや違和感になっていきます。


この筋肉の特徴は最深部の筋肉なので指圧などで触ろうとしても、表面からは直接さわったり押したり出来ません。この筋肉のまりをとるにはちょっとしたコツがあります。




【治し方②】(炎症があっても行って大丈夫です)

まず床に座ります。

膝窩筋の治療法

① 膝を曲げ、足首をあげます。(足首は真上にあげるのではなく、なるべく小指側によせてあげます)


② 手で、足の小指の付け根あたりを内側にむかって押します。

足も動かないように耐えます。(手と足で押し合っている状態です) 

(この時に自然と膝裏に力が入っていれば上手くできています)


③ 五秒ほど押したら足の力をぬきます。すると手に押されて落下するはずです。

深呼吸して終了です。

これを3~5回ほどくり返します。

なぜこれで筋肉が和らぐのかの説明はこちら








まとめワンポイント

体はつながっています。

この『最深部の筋肉』がこわばって縮まると、深部で張力チョウリョク (引っぱる力) が働いてしまい、膝裏だけでなく膝の他の部分の不調・痛みにもつながります。







2021年1月18日膝まわりの痛み【治療法】