簡単に180°開脚が出来るようになる柔軟 (TV・スマホ・ゲームしながら)

縦開脚

この記事は 体を柔らかくして開脚したいけど、続かない 方に対して、簡単に楽に行うストレッチのやり方を説明しています。

■もくじ

1. 開脚とストレッチの極意

2. 骨盤をたてる

3. まとめとワンポイント

・この記事を書いている僕は治療家歴14年。整体・整骨院経営。専門学校その他で手技講師として活動しています。



簡単に180°開脚が出来るようになる柔軟方法

1.開脚とストレッチの極意

ストレッチはめんどくさいので、遊びながら行うのが一番!

TVゲーム

「体を柔らかくして開脚してみたいな……でも続かないんだよな。忙しいし」と思われてる方は多いと思います。

でもそれは『ストレッチは集中して一生懸命にやらなくてはいけないんだ!』という思い込みがあるせいかもしれません。

確かに体を柔らかくするには時間がかかります。でも遊びながら出来るとしたらどうでしょうか?


スマホを触りながらストレッチする

スマホ&開脚

まずはスマホを触りながらストレッチをしてみましょう。

開脚しながらスマホでお気に入りのアプリを操作していれば良いです。


ゲームをやりながらストレッチする

ゲーム&開脚

playstation などのテレビゲームや ニンテンドーswitch などの携帯ゲーム機をやりながら開脚ストレッチをすることも出来ます。

これらを行いながらでも充分に効果はあり、だんだんと体は柔らかくなってきます。



極意〈その1〉筋トレは集中した方が良い。ストレッチは形を作ったら、ぼんやりしてOK
筋トレ・ストレッチ

『筋トレ』とは筋肉をちぢめる動きです。『ストレッチ』とは筋肉をばす動きです。

筋トレは使っている筋肉に意識を集中させた方が効果が高くなります。

重りを使うなど負荷が強い場合もあるので集中していないと危ないし、キツイ運動もあるので自然と意識は体へと向けられます。

それに対してストレッチは意識を集中しないほうが良いのです。

ストレッチは詳しく説明すると『動的どうてきストレッチ』と『静的せいてきストレッチ』に分かれます (説明はこちら)

180°開脚をするためには『静的ストレッチ』が必要です。

『静的ストレッチ』は長い時間をかけてストレッチする方法です。

なぜ意識を集中しない方が良いか というと ストレッチは面倒くさいこと だからです。(僕もただストレッチだけをやるのは五分と耐えられません)

ストレッチの本や情報を調べると〈ストレッチは集中して行うと効果が上がります〉などと書かれいます。確かに伸びている筋肉を意識した方がストレッチの効果は何割か向上するかもしれません。

しかし人間は物質だけの存在ではなく精神をともなった存在です。

ストレッチだけに集中するのではすぐに飽きてしまいます。そうしてやらなくなります。

ストレッチは習慣化して日常的に行うことで効果が上がってきます。苦労なく時間も取られず楽しく出来なければ日常的に続けることは難しいのです。


極意〈その2〉『静的ストレッチ』は弱く優しめが重要。がんばろうとして強くやっては逆効果になる

ストレッチには強く伸ばすやり方と、弱めに伸ばすやり方があります。

『静的ストレッチ』は弱めに長い時間やる方法です。

多くの方がストレッチは (しっかりと強く伸ばさないと効かない) と思い込んでいます。これは学生のころの体操やストレッチの習慣 (これは動的ストレッチのやり方です) が染み込んでいるせいです。

180°開脚をするには、自分の限界に開く位置を100%とすると 80%位の位置で長い時間止めること が必要なのです。(多くの方が100%の所まで頑張ってギチギチに伸ばして、数十秒ほどでやめてしまっています。これでは筋繊維に無理に刺激を与えているだけで柔らかい体にはなりません)

前腕ストレッチの例

例として『腕の静的ストレッチ』です。

Aの方は頑張って伸ばしすぎています。これでは逆効果です。

Bの方は弱めに少し張る程度に伸ばしています。この方が筋肉はしなやかになっていきます。





実際の開脚のやり方

開脚のやり方説明①

① まず壁などの寄りかかれることが出来る所に座ります。

② まず足を 自分の限界 まで開きます(100%)

③ そうしたらそこから少し戻し、 楽だけど足の内側に 少し張り感がある所 で止めます(80%)

④ この形が出来たらあとはスマホ・ゲーム・読書・テレビ鑑賞でも好きなことを行います。

開脚のやり方説明②

⑤⑥ 時間がかなり経ったら体が少しほぐれてきて、自分の限界もさっきより広くなっています。さっきより開くことを確認したら(100%)、ふたたび少しだけ戻します(80%)

   今回の(80%)の位置は先ほどよりも少し広くなっています。

⑦ またスマホ・ゲーム・読書・テレビ鑑賞を続けます。

  このように80%の楽な位置を少しづつ広くしていくのが最適な方法です。

⑧ 何か月かたつとだんだん柔らかくなってきます。ある程度広がるようになったら体を前や横に倒してもスマホや本などを読めるようになってきます。


このやり方なら遊びながらストレッチをして自分の体を柔軟にすることが出来ます。

娯楽の時間でありながら、体への投資の時間になっているのです。


※筋肉の反射を使ったストレッチのやり方があります。これなら数秒で少し広がったりします。しかしそれは一時的なものである上、開く角度もある程度までです。しっかりと180°開脚をする為には筋肉の質を変えなくてはならず長い時間が必要です。




2.骨盤をたてる

骨盤は立ったり倒れたり

骨盤模型

人間の体の中心には『骨盤』というものがあります。

骨盤は姿勢によって角度を変えることが出来ます。

骨盤が立った状態』になると良い姿勢になり、『骨盤が倒れた状態』になると猫背や悪い姿勢になりやすくなります。

開脚がある程度以上できるようになると、骨盤が立ちやすくなります。

骨盤の傾き説明図①

なぜ足がある程度以上開くと骨盤が立ちやすくなるのかですが、イスに座って試してみると分かりやすいです。

イスに座って 『足を前に出した状態』で骨盤を立てようとすると かなり頑張ってお腹や腰の筋肉に力を入れ続けないといけないのに対して、『足を横に広げた状態』で骨盤を立てようとすると それほど力を入れなくても骨盤が立ち良い姿勢になります。

骨盤の傾き説明図②

開脚のストレッチを始めたばかりの頃は足があまり開かないので骨盤を立てることは難しいです。それなので最初のうちは背もたれに寄りかかって骨盤が倒れていてもOKです。

何か月かして足が開くようになったら勝手に楽に骨盤が楽に立つようになります。あせらずに少しづつ楽しくストレッチを続けることが大切です。








まとめワンポイント

ストレッチは楽に遊びながら娯楽と一緒に行いましょう。

仕事・スポーツ・勉強・研究などで良く言われることですが、『まったく何もしない人』より『頑張って努力する人』より『そのことを楽しんでやっている人』が一番成功しやすいのです。

ストレッチを『習慣にしよう頑張る』のではなく、『楽しみの中に入れこむ』ことで誰もが180°開脚できるようになります。




一日は24時間しかありません。その中で睡眠をとったり勉強をしたり働いたり家事をしたり身の回りのことをしたりしていたら、余暇の時間は本当に少ししかないのです。

歯磨きをしながら・テレビを見ながら・読書をしながら・映画を見ながら・お風呂に入りながら、など何かと組み合わせてストレッチを行えば時間を余計にさく事なく体を柔軟にしていけるのです。





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2021年2月11日コラム