肩が痛い!【腕を上げると痛い人】の自宅での治し方(40肩50肩も)
肩が痛い!【腕を上げると痛い人】の自宅での治し方
この記事は 腕を上げると痛い人・40肩50肩の人 へむけ、自宅で自分で今すぐ改善していける方法を説明しています。
1. 痛くだるい場所の『まわりのメカニズム』の説明
2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明
3. まとめとワンポイント
・この記事を書いている僕は治療家歴14年。整体・整骨院経営。専門学校その他で手技講師として活動しています。
1. 痛くだるい場所の『まわりのメカニズム』の説明
体には筋肉があります。
この『筋肉』をおおっている膜があります。名前を『筋膜』といいます。
筋膜は筋肉を保護していたり、摩擦をふせいだりしています。
さらに筋膜は筋肉をつないでユニットを作っています。
『歩くための筋膜ユニット』『腕を使うための筋膜ユニット』などがあり、これにより人間は運動・生活がしやすくなっています。
筋膜のユニットにより、腕と胸の筋肉はつながっています。
レントゲンやMRIやCTなどの検査をしても『腱板断裂・石灰沈着』などの異常が見つからないのに、腕を上げようとすると肩が痛い人は次に説明する〈原因〉からきていることがあります。
2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明
〈原因①〉筋肉が炎症をおこしている。
何かのひょうしに肩まわりの筋肉が炎症をおこしてしまうことがあります。
この場合は冷やして炎症を治さないといけません。
【治し方①】
まず自宅で横になって寝てみて下さい。
まったく動かない安静状態でも『ズキズキ』とか『ドクンドクン』などと、うずいていたら炎症があります。
ビニール袋に氷と水を入れて(氷枕などでも良いです)、それをタオルで包み、肩を20分間ほど冷やします。
〈原因②〉 筋肉がこわばり、肩甲骨と腕がスムーズに動かなくなっている。
腕の筋肉がこわばると筋膜のつながりにより腕から胸までが引っぱられ、猫背ぎみになります。
すると肩甲骨が自由に動かなくなり、結果的に肩の関節に無理がかかり腕があがりずらくなります。
筋肉・筋膜をほぐしてあげることで肩甲骨が自由になり、腕があがりやすくなります。
【治し方②】(炎症があっても行って大丈夫です)
腕からつながる筋膜をゆるめていきます。〈左肩を治す場合を例とします〉
・左腕の筋肉のふくらみを、右の親指でしっかりと押さえます。
・右手は押さえたまま、左の腕をドライバーを回すように何度も動かします。
・50~60回くらい行ったら深呼吸して終了です。
※右手はしっかりと押さえますが、左手の回転動作はゆっくり気楽にやって下さい。
【治し方③】(炎症がある場合はやめておきます)
肩まわりの筋肉をゆるめていきます。
① 右手を図のような形にします。
② わきの下を押していき、痛いポイントを探します。(痛い所は筋肉が硬くなっています)
③ 右手の指を押しこんだまま、小さく左右に揺らします。
1分ほど行ったら終了です。
【治し方④】(炎症がある場合はやめておきます)
肩まわりの筋肉・筋膜をゆるめていきます。
① 右手の指で左の鎖骨の上の筋肉をしっかり押します。
② 左腕を曲げ、無理のない範囲で左右に動かします。
50~60回ほど動かしたら終了です。
3. まとめとワンポイント
レントゲンをとった時にお医者さんから「肩にカルシウムがたまってますよ。石灰沈着ですね」などと言われることがあります。
その場合はこの記事に書いてあるような運動療法よりも『肩に打ってもらう注射』の方が良く効きます。
注射は整形外科で打ってもらうことが出来ます。