肩がこらないカバンの持ち方・選び方!(リュックの背負い方も)
この記事は、肩こりをやわらげるために『カバンの使い方』について説明しています。
1. 肩こりの『まわりのメカニズム』の説明
2. カバンの選び方・使い方
3. まとめとワンポイント
・この記事を書いている僕は治療家歴14年。整体・整骨院経営。専門学校その他で手技講師として活動しています。
肩がこらないカバンの持ち方・選び方!
1. 肩こりの『まわりのメカニズム』の説明
首から肩にはたくさんの筋肉があります。
筋肉の間を血管が通っています。
2. カバンの選び方・使い方
カバンはいくつかの種類に分けられます。
使い方によっては肩こりをひどくしてしまう場合があります。
肩がけカバン
片方の肩にかけるタイプのカバンです。
このタイプは肩の筋肉を圧迫してしまい血流をさまたげ、とても肩こりになりやすいです。
荷物の重さが肩の片方に集中してしまい、リュックの倍の負担がかかってしまいます。
肩がけカバンを使って肩こりを防ぐには、中身を軽めにするかヒモを肩のはじの骨の所にかけると良いです。
肩の内側は筋肉と血管があるので圧迫に弱いのですが、肩のはじは骨になっているのでここにヒモを乗せると肩こりになりにくいのです。(ただしヒモがずり落ちやすくなるので上手にかけることが必要です)
リュック
両方の肩にヒモがあるタイプです。両手があくのでとても機能性が高いです。
しかしこのタイプも筋肉・血管を圧迫するので長時間使っていると肩こりになりやすいです。
リュックを使いながら肩こりにならないためには、ヒモが太いタイプのものを選ぶかヒモを肩のはじの骨の所にかけると良いです。
肩がけカバンと同じ理屈で、筋肉・血管がある所ではなく骨がある所に重さがかかれば、それ程こることはありません。(こちらもズリ落ちやすいので上手く背負うコツが必要です)
リュックのヒモ部分が細いとより筋肉に食いこんでしまい、こりやすくなります。
手さげ
手さげタイプのものは肩の筋肉・血管をちょくせつ圧迫することはないので、まだマシな方です。
しかし重いと腕が疲れてしまいます。腕の筋肉は肩の筋肉とつながっているのでジワジワと肩の方まで負担がかかります。
このタイプは中身を軽くするのが唯一の対処法です。
キャリーバック
キャリーバックは肩こりにはかなり良いです。
ただしこちらも腕が疲れることがあります。腕の疲れは少しづつ肩にひびいてきます。
タイヤの大きさなど物によって違いがあります。スムーズな動きをするものを選ぶことが腕の疲れをへらしてくれます。
(このタイプは中身を重くしても大丈夫です)
ウエストポーチ
ウエストポーチは『肩こり』という面だけでみれば非常に優秀です。
ただ量が入らないのでそこが問題です。
3. まとめとワンポイント
日常のちょっとしたことを変えておくだけでも肩がとても楽になることがあります。
逆に悪い環境を変えないと、何度マッサージしてもまたすぐに辛くなってしまいます。