肩こり解消!【肩から前の方まで痛い人】の自宅での治し方

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7:57治ったかどうか検査 8:50アドバイス



肩こり解消!【肩から前の方まで痛い人】の自宅での治し方

肩が痛む・こる箇所

この記事は 肩から鎖骨まで辛くなっている・こり過ぎている 方へむけ、自宅で自分で今すぐ改善していける方法を説明しています。

■もくじ

1. 痛くだるい場所の『まわりのメカニズム』の説明

2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

3. まとめとワンポイント

・この記事を書いている僕は治療家歴14年。整体・整骨院経営。専門学校その他で手技講師として活動しています。



1. 痛くだるい場所の『まわりのメカニズム』の説明

首の横から肩にかけて筋肉がたくさん通っています。

胸鎖乳突筋・斜角筋の説明


鎖骨の付近では筋肉がトンネル状になっていて、このトンネルの中を太い血管が通っています。

斜角筋隙と鎖骨下動脈の説明


この『トンネルから出てくる太い血管』は肩や腕の方まで血を運んでいます。

鎖骨下動脈とその支流の説明


レントゲンやMRIやCTなどの検査をしても『脳内や内臓の異常』などが見つからないのに肩から鎖骨の方まで辛い・こっている場合は、次に説明する〈原因〉からきていることが多いです。




2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

〈原因①〉筋肉が炎症をおこしている。

何かのひょうしに首肩の筋肉が炎症をおこしてしまうことがあります。

この場合は冷やして炎症を治さないといけません。

炎
『炎症反応』というのは、体の中で火事がおきている状態です。

【治し方①】

まず自宅で横になって寝てみて下さい。

まったく動かない安静状態でも『ズキズキ』とか『ドクンドクン』などと、うずいていたら炎症があります。

ビニール袋に氷と水を入れて(氷枕などでも良いです)、それをタオルで包み、首肩を20分間ほど冷やします。 

アイシングの詳しい説明はこちら

アイシング






〈原因②〉 筋肉が疲れこわばって硬くなり、同時に血流も悪くなっている。

日常生活の中、知らないところで首や鎖骨まわりの筋肉は使われ疲れています。筋肉はほぐさないでいるといつの間にか、こわばって硬くちぢんでしまいます。

筋肉で出来ているトンネルは硬くなってちぢむとその内側の空間をせばめ、血管が圧迫されて血流が悪くなります。

トンネルの所で血が流れにくくなると、腕・肩への血流が悪くなり肩の筋肉まで硬くなってしまいます。

斜角筋隙の狭窄

こうなってしまうと筋肉のこわばりで鎖骨の方(前の方)も辛いし、血流が悪くなり肩の方(後ろの方)も辛くなります。

首~鎖骨にある筋肉達をほぐして『筋肉じたいを柔らかくする』と同時に、『血流も改善』していくことが必要となります。



【治し方②】(炎症がある場合はやめておきます)

〈例として左側の肩をほぐしていきます〉

斜角筋・胸鎖乳突筋のゆるめ方

① 右手の指で左の鎖骨の上の筋肉をしっかり押します。

② 左腕を曲げ、上下に動かします。

 40~50回ほど動かしたら終了です。

③ 右手の押す位置を少し内側にずらしてもう一度①②をおこないます。

斜角筋・胸鎖乳突筋の治療位置

※なぜこれで良くなるかの詳しい説明はこちら








3. まとめワンポイント

『血流』と『肩のコリ』はお互いに関係しあっています。

血流が悪くなると肩はこってしまい、肩がこってくると血流が悪くなります。

つまり悪循環になってしまうのです。

肩コリを改善するには、筋肉をほぐすと同時に血流も改善させる必要があります。







2024年3月30日肩の痛み【治療法】