背中の痛み!【肩甲骨ぞいの横が痛い時】の自宅治療法とストレッチ

0:00前置き 2:52今回の説明 4:10治し方

7:39治ったかどうか検査 9:20アドバイス



背中の痛み!【肩甲骨ぞいの横が痛い時】の治療法

背中が痛む箇所

この記事は 背中の肩甲骨けんこうこつの横が痛く・おもだるい 方へむけ、自宅で自分で今すぐ改善していける方法を説明しています。

■もくじ

1. 痛くだるい場所の『まわりのメカニズム』の説明

2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

3. まとめとワンポイント

・この記事を書いている僕は治療家歴14年。整体・整骨院経営。専門学校その他で手技講師として活動しています。



1. 痛くだるい場所の『まわりのメカニズム』の説明

背中には背骨と肩甲骨があります。

肩甲骨は腕の動きをサポートする骨です。

肩甲骨と背骨の説明図

背中にはたくさんの筋肉があります。

深部には肩甲骨と背骨をつなげている筋肉があります。

菱形筋の説明図①

レントゲンやMRIなどの検査をして『肉ばなれ』や『内臓の異常』などがないのに背中が痛くおもだるい場合は、次に説明する〈原因〉からきていることが多いです。



2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

〈原因①〉筋肉が炎症をおこしている。

何かのひょうしに背中の筋肉が炎症をおこしてしまうことがあります。

この場合は冷やして炎症を治さないといけません。

炎
『炎症反応』というのは、体の中で火事がおきている状態です。

【治し方①】

まず自宅で横になって寝てみて下さい。

まったく動かない安静状態でも『ズキズキ』とか『ドクンドクン』などと、うずいていたら炎症があります。

ビニール袋に氷と水を入れて(氷枕などでも良いです)、それをタオルで包み、背中を20分間ほど冷やします。 

アイシングの詳しい説明はこちら

アイシング






〈原因②〉 背中の筋肉が疲れこわばって硬くなり柔軟性が無くなってしまっている。

たくさん作業をしすぎると筋肉は疲れこわばります。 

逆にじっと動かさなすぎても筋肉はこわばるのです。

菱形筋の説明図②

筋肉がこわばって硬くなりちぢまってしまうと、背骨と肩甲骨が鎖でつながれたような状態になり、肩甲骨がロックされて動かしづらくなってしまいます。そして痛みが出てきます。

この場合はストレッチをして筋肉をほぐし柔軟な状態を作っていくことが必要です。



【治し方②】(炎症がある場合はやめておきます)

〈体の右側の筋肉を治す場合を例とします〉

筋肉をストレッチしていきます。

菱形筋ストレッチ

ベッドなどの枠をつかんで下を向きます。(ドアなどでもOKです)

右手でつかんだまま、胴体を後ろに引きます。(肩甲骨の横がのびるのを感じられれば上手くできています)

そのまま2~3分ほどストレッチしたら終了です。

※ストレッチのくわしいやり方についてはこちら






【治し方③】(炎症がある場合はやめておきます)

テニスボールを使って、指圧するかのように筋肉を柔軟にしていきます。

菱形筋持続圧

テニスボールを置いてその上に寝転がります。

うまく筋肉の位置にあてたらそのまま2~3分ほどじっとします。(最初は痛くてもだんだんと楽になってくることが多いです)

2~3分たったら終了です。

※なぜこれで筋肉がのびるかの説明はこちら

菱形筋テニスボール位置

テニスボールをあてる位置はココです。

あくまで筋肉を押したいので、背骨と肩甲骨にはあたらないようにしましょう。








3. まとめワンポイント

このストレッチを行うと『肩甲骨はがし』と同じような効果があります。

筋肉が柔らかくなると痛みが取れるうえ、肩甲骨も自由に動かしやすくなります。







2021年1月8日背中の痛み【治療法】