背中の痛み!【背中の中央の筋肉が痛い時】の自宅治療法とストレッチ

0:00前置き 2:53今回の説明 4:33治し方

9:39治ったかどうか検査 11:20アドバイス



背中の痛み!【背中の中央の筋肉が痛い時】の自宅治療法

背中が痛む箇所

この記事は 背中の中心付近が痛く・おもだるい 方へむけて、自宅で自分で今すぐ改善していける方法を説明しています。

■もくじ

1. 痛くだるい場所の『まわりのメカニズム』の説明

2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

3. まとめとワンポイント

・この記事を書いている僕は治療家歴14年。整体・整骨院経営。専門学校その他で手技講師として活動しています。



1. 痛くだるい場所の『まわりのメカニズム』の説明

背中から腰にかけてロープのような筋肉が何本も走っています。

これらの筋肉がしっかりと頑張ってくれているおかげで私達はまっすぐ立ったり、背中をまっすぐにして座ったりできます。

起立筋の説明図

レントゲンやMRIなどの検査をして『肉ばなれ』や『内臓の異常』などがないのに背中が痛くおもだるい場合は、次に説明する〈原因〉からきていることが多いです。




2. 一人でできる一番効果的な『治し方』の説明

〈原因①〉筋肉が炎症をおこしている。

何かのひょうしに背中の筋肉が炎症をおこしてしまうことがあります。

この場合は冷やして炎症を治さないといけません。

炎
『炎症反応』というのは、体の中で火事がおきている状態です。

【治し方①】

まず自宅で横になって寝てみて下さい。

まったく動かない安静状態でも『ズキズキ』とか『ドクンドクン』などと、うずいていたら炎症があります。

ビニール袋に氷と水を入れて(氷枕などでも良いです)、それをタオルで包み、背中を20分間ほど冷やします。 

アイシングの詳しい説明はこちら

アイシング






〈原因②〉 背中の筋肉が疲れこわばって硬くなり柔軟性が無くなってしまっている。

背中のロープ状の筋肉は姿勢を維持するのに働いている所なので、じっと座っていたり立っていたりするだけでも疲れこわばります。

こわばった筋肉はやがて痛みやだるさを生じてしまいます。

この場合は硬くこわばってしまった筋肉をほぐし柔軟な状態を作っていくことが必要です。



【治し方②】(炎症がある場合はやめておきます)

〈左側の筋肉をゆるめる例です〉

脊柱起立筋の持続圧①

寝転がって横になり上の足を前にまげます。

左手の親指で左腰の筋肉を押します。最初はかなり痛いかもしれません。じっと押し続けて待つとだんだんと痛みがやわらいできます。

2~3分ほどしたら完全に筋肉はほぐれてのびています。

終わったら右側も行います。


脊柱起立筋の指圧ポイント

押す位置はこのあたりです 

ロープ状になっている筋肉は一か所を押せば全体的にほぐれてのびます。






【治し方③】(炎症がある場合はやめておきます)

脊柱起立筋の持続圧②

テニスボールを置いてその上に寝転がります。

うまく筋肉の位置にあてたらそのまま2~3分ほどじっとします。(最初は痛くてもだんだんと楽になってくることが多いです)

2~3分たったら終了です。

※なぜこれらで筋肉がのびるかの説明はこちら


脊柱起立筋の持続圧ポイント

テニスボールを置く位置はこのあたりです 何か所かやってあげるとさらに楽になると思います。

〈注意〉背中には腎臓じんぞうもあるのでここを押してはいけません。(さわると『肋骨ろっこつの一番下』と『背骨』は骨として硬く感じるので腎臓の位置もわかると思います)








3. まとめワンポイント

このロープのような筋肉をほぐすには『ストレッチポール』を使うのも効果的です。







2021年1月8日背中の痛み【治療法】